Windows10で復元ポイントまで戻す方法!
Windowsに限らずPCは長く使用していると不安定になる傾向にあります。ある日突然起動しなくなったということがないように、元に戻せるように準備しておくと安心です。
Windows10には、正常に動作していた状態に戻すための機能がいくつも備わっています。この記事はその中で最も手軽な「システムの保護」を紹介します。手間が少なく普段使いできるので、ぜひ使用してください。
システムの保護とは
システムの保護はあらかじめ作成された「復元ポイント」の状態に戻すことができる機能です。システムの復元とも呼ばれたりします。
復元ポイントは設定さえしてしまえば自動で作成されるため、普段意識することなくバックアップが取れている状態となります。もちろん手動でも復元ポイントを作成できます。
復元ポイントが自動作成されるタイミングは?
復元ポイントが自動作成されるタイミングとしては大きく2つあります。
- 1週間に1度、タスクスケジューラが自動作成
過去1週間に復元ポイントが作成されていない場合、タスクスケジューラが復元ポイントを自動作成します。作成するタイミングはWindowsを起動した後、アイドル時間が10分以上ある場合に復元ポイントの作成が実行されます。 - Windowsに大きな変更があった場合
Windowsに以下のような変更が入った場合に復元ポイントが作成されます。- Windows Updateで更新プログラムがインストールされた
- システムの復元が実行される直前
復元ポイントに使用される容量は?
復元ポイントに使用できるディスク容量はユーザーがあらかじめ設定することができます。設定したディスク容量の空きが少なくなり、新しい復元ポイントが作成できなくなると、古い復元ポイントから削除されます。
1つの復元ポイントでどのくらいの容量が使用されるか気になると思います。わたしの環境では以下の容量が使用されていました。(参考値)
- 復元ポイントの使用容量:193.36MB
- PC:Microsoft Surface Laptop
- CPU:Core i5-7200U 2.50GHz
- メモリ:8GB
- OS:Windows 10 Professional 64bit
- Cドライブの使用容量:55GB
復元ポイントの作成・復元にかかる時間は?
上記のわたしのSurface Laptop環境では、以下の時間でした。(参考値)
- 復元ポイントの作成:1分
- 復元ポイントへの復元:5分
作成も復元も非常に高速です!
システムの復元の使用方法
事前準備(システムの保護を有効にする)
[コントロールパネル]を開く。
を押下し、control
と入力します。するとコントロールパネルが表示されるので選択します。
[システムとセキュリティ]を選択する。
[システム]を選択する。
[システムの保護]を選択する。
Windowsのインストールされているドライブ(Cドライブ)を選択し、[構成]をクリックする。
[システムの保護を有効にする]を選択し、最大使用容量を設定します。[OK]を押下します。
最大容量は環境にもよりますが、1GBあれば3~4つの復元ポイントが作成できるのではと思います。
復元ポイントに戻す手順
事前準備の①~④と同じ手順で[システムの保護]を表示する。
[システムの復元]をクリックする。
復元したいポイントを選択し、[影響を受けるプログラムの検出]をクリックする。
すると復元によって影響を受けるプログラムのスキャンが始まります。
しばらくするとスキャン結果が表示されます。問題なければ「検出されませんでした。」と表示されるので、[閉じる]をクリックします。
[次へ]をクリックする。
復元するポイントを最終確認します。
時刻、説明、ドライブの記載内容から戻したい復元ポイントであるか、念のため最終確認をします。
特に最近パスワードを変更している場合には注意が必要です。復元ポイントの時点のパスワードを覚えているかは必ずチェックしましょう。
確認を終えたら、[完了]をクリックします。
最終確認のメッセージが出るので、[はい]をクリックする。
[はい]をクリックすると復元が開始されます。
システムの復元完了!
以下のメッセージが出れば復元完了です。
わたしのSurface Laptopの環境では5分で復元が終わりました!早い!
手動で復元ポイントを作成する手順
手動で復元ポイントを作成する場合は、以下の手順で作成します。
事前準備の①~④と同じ手順で[システムの保護]を表示する。
[作成]をクリックする。
復元ポイントのコメントを記載し、[作成]をクリックする。
復元ポイントの作成が開始されます。
復元ポイントの作成完了!
わたしの環境では1分で完了しました。
Appendix
[システムの保護]を短手番で表示する
上記の手順では、[システムの保護]を表示するまで4ステップかかっています。以下の手順なら1ステップで表示できます。
[システムの保護]を表示する。
を押下し、復元
と入力します。すると「復元ポイントの作成」が表示されるので選択します。
ただし、この方法はWindows10のバージョンによってできないかもしれません。メニューの検索の動作はWindows10のバージョンによって結構変わるので。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
また読んでくださいませ。
そんじゃーね。