スプレッドシートでGoogleアナリティクスのレポート作成を自動化しよう！
こんにちは。きっしーです。
今日はGoogleアナリティクスのログをスプレッドシートで取得する方法をご紹介します。スプレッドシートを使うことで、定期的にレポートを自動で出力できるようになります。
では、さっそく見てみましょう。
Google Analyticsアドオンを追加
スプレッドシートからGoogleアナリティクスのデータを取得できるように、Google Analyticsアドオンを追加します。
スプレッドシートで新規シートを作成
スプレッドシートを開き、新規シートを作成します。作成するには「空白」を選択します。
Google Analyticsアドオンを取得
次にGoogle Analyticsアドオンを取得します。[アドオン]-[アドオンを取得…」を選択し、「Google Analytics」を選択します。見つからない場合には、「analytics」で検索しましょう。
見つかったら、「+無料」ボタンを押して取得します。
レポート設定を行う
次にレポートの設定を行います。レポートの設定では、取得するサイトや取得するメトリクス（データ）の設定を行います。
新規レポートを作成する
[アドオン]-[Google Analytics]-[Create new report]を選択し,
新しくレポートを作成します。
右側に「Create a new report」パネルが表示されるので、以下の必要項目を入力し、レポートを作成します。
- 「1) Name your report」にレポート名を入力する。
- 「2) Select a view」でレポートを作成するGoogleアナリティクスのプロパティを選択する。
- 「3) Choose configuration option」は後で設定するので、空欄のままでよい。
- 「Create Report」ボタンを押下する。
Start DateとEnd Dateを入力する
Start Dateはデータ取得の開始日、End Dateはデータ取得の終了日です。それぞれ日付を入力します。
ただし、End DateはTODAY()マクロを使用して、「=TODAY()-1」と入力します。こうしておくことで、レポートを再度作成する場合に、End Dateを再入力する必要がなくなります。
レポートを自動作成するためのポイントになります。
MetricsとDimensionsを入力する
Metricsは取得するデータの種類、Dimensinsはデータの単位になります。
下の例ではMetricsにユーザーと新規ユーザー、Dimensionsに日とチャネル（自然検索、リンク、ソーシャルなどの流入経路）を入力しています。
MetricsやDimensionsに複数のデータや種類を指定する場合、データ毎や種類毎に改行を入れます。セル内で改行するには[Alt]+[Enter]キーで改行出来ます。
なお、MetricsとDimensionsには以下が指定可能です。この表はGoogleのCorr Reporting APIのサイトを元にしています。
(作成中)
| Dimensions | 意味 | |
|---|---|---|
| Metrics | 意味 | |
|---|---|---|
Limitを入力する
Limitには取得するデータの上限数を入力します。
ではどうやってデータの上限数を求めるのでしょうか？
例えば、以下のデータをレポートに出力したい場合、
- ページビューのデータを
- 日毎に一年分
- デフォルトチャネル毎に
以下の掛け算で求められますので、
- 1 (ページビュー1つ)
- 365 (365日)
- 3 (自然検索、参照、ソーシャルの3つ)
1×365×3=1095
となります。
計算が面倒という場合は「10000」としておけば、大抵の場合、十分でしょう。
レポート作成を実行する
[アドオン]-[Google Analytics]-[Run reports]を選択し、レポートを作成します。レポート作成が完了すると、結果は新しいシートに出力されます。
レポートにグラフを追加する
このままでは分析がしづらいのでグラフにしていきます。
ピボットテーブルを作成する
まずは、出力されたデータからピボットテーブルを作成します。
- 表全体を選択状態にする。
- [データ]-[ピボットテーブル…]を選択する。
- ピボットテーブルが作成される。
グラフを挿入する
次にグラフを作成します。
まずは、ピボットテーブルエディタの行、列、値の設定を行い、目的のデータのみを抽出します。
- 行と列
- 「Report Configuration」の「Dimensions」で設定した値を選択します。
- 値
- 「Report Configuration」の「Metrics」で設定した値を選択します。
目的のデータのみを抽出したテーブルができたら、このテーブルからグラフを作成します。
グラフを作成するには、[挿入]-[グラフ]を選択します。
レポート作成のスケジュールを設定する
最後にレポートが定期的に作成されるように、スケジュールを設定します。
[アドオン]-[Google Analytics]-[Schedule reports]を選択します。
おめでとうございます！
これで、Googleアナリティクスのレポートが定期的に自動作成されて、Googleドライブへ保存されます。
まとめ
スプレッドシートの「Google Analytics」アドオンを使って、Googleアナリティクスのレポートを自動作成する方法をご紹介しました。
アドオンのおかげでとっても簡単にレポートが作成できました。レポートを活用してアクセスアップの戦略につながれば幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
また読んでくださいませ。
そんじゃーね。