Powershellでプリンターをインストールする方法
こんにちは、きっしーです。
今日はPowershellでプリンタードライバーをインストールする方法を紹介します。
システム管理者をされている方などは複数のPCにプリンタードライバーをインストールする場面があります。そんな時、Powershellでプリンタードライバーをインストールするスクリプトを作っておくと良いですね。
プリンターをインストールする流れ
まずは、プリンタードライバーをインストールする手順を確認しておきましょう。プリンタードライバーをインストールする手順は以下の通りになります。
- プリンタードライバーを入手する
- プリンタードライバーをドライバーストアにインストールする
- プリンタードライバーをインストールする
- ポートを追加する
- プリンターを登録する
手順1のプリンタードライバーはお使いのプリンターのベンダーから入手しておいてください。
手順2以降をPowershellスクリプトで作っていきます。
スクリプト
まずはいつも通り、スクリプト全体を以下に記載します。
# infのパスを記載します。
# ご利用のプリンタードライバーのinfファイルパスを記載します。
$inf = "c:\work\driver\xxx.inf"
# インストールするプリンターのモデル名を記載します。
# infファイルをテキストエディタで開いて、ご利用のモデルのプリンター名をコピーします。
$model = "Canon Xxx"
# インストールするプリンターのポートを記載します。
# ネットワークプリンターであれば、IPアドレスを指定します。
$port = "192.168.1.1"
# プリンタードライバーをドライバーストアにインストールします。
pnputil -a $inf
# プリンタードライバーをインストールします。
Add-PrinterDriver -Name $model
# プリンターポートを追加します。
Add-PrinterPort -PrinterHostAddress $port -Name $port
# プリンターを登録します。
Add-Printer -DriverName $model -Name $model -PortName $port
スクリプトの解説
プリンタードライバーをドライバーストアにインストールする
Windows7以降のWindowsではプリンタードライバーは、ドライバーストアというシステム領域にインストールされるようになりました。
ドライバーストアは権限が厳しく管理された領域で、改変されにくいようになっています。
プリンターを登録するには、プリンタードライバーをドライバーストアにインストールする必要があります。プリンタードライバーをドライバーストアにインストールするには、pnputil
コマンドを使用します。
-a <INFファイルのパス>
を指定することでプリンタードライバーをインストールできます。
プリンタードライバーをインストールする
次にプリンタードライバーをインストールします。プリンタードライバーをインストールするには、Add-PrinterDriver
コマンドレットを使用します。
-Name <モデル名>
を指定して、どのモデルのプリンタードライバーをインストールするかを指定します。
ポートを追加する
次にプリンターを接続するポートを追加します。プリンターの接続方法としては、ネットワーク(LAN)やUSBなどあります。上記例ではネットワークに接続するため、IPアドレスを指定してポートを追加しています。
ポートを追加するには、Add-PrinterPort
コマンドレットを使用します。
プリンターを登録する
最後に、インストールしたプリンタードライバーとポートを紐づけし、プリンターを登録します。
プリンターを登録するには、Add-Printer
コマンドレットを使用します。
まとめ
Powershellを使ってプリンタードライバーをインストールする方法を紹介しました。Powershellを使用するとほんの数行でプリンターをインストールできました。
この記事がお役に立てば幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
また読んでくださいませ。
そんじゃーね。